5分で解説!警察官採用試験の具体的な内容
警察官になりたい!そう憧れている方は大勢いらっしゃると思います。

ですが、誰もがカンタンになれるわけではありません。
警察官は公務員ですから、ある一定の条件をクリアした上で、公務員試験に合格する必要があります。

今回は、警察官になりたいと考えている方向けに、警察になるための試験について簡単に説明していきます。

警察官に興味があるという方はぜひチェックしてみてください。
警察官は地方公務員?国家公務員?
警察官が公務員であることはみなさんご存知かと思います。
では、地方公務員か国家公務員かということはご存知ですか?
実は…警察官には地方公務員と国家公務員、両方のパターンがあるのです。

どういうことかというと、警察官になるための試験は
警視庁」「各都道府県の県警」両方でおこなわれており、警視庁に採用された場合は国家公務員となり、各都道府県県警に採用された場合は地方公務員になるということです。

警視庁で採用された警察官は俗に言うキャリア組、というもので、出世も早く、警察組織の上位に位置し、現場にはあまり出ずに、警察組織を動かす位置につくことができます。

地方公務員の警察官は毎年15000人ほど採用されますが、国家公務員としての警察は数十名に過ぎません。国家公務員としての警察官になる方が倍率は高いと言えます。
警察官採用試験の受験資格は?
国家公務員採用試験の受験資格
21歳以上30歳未満

各都道府県県警の受験資格
★T類(大学卒業程度)
35歳未満で大学(学校教育法による)を卒業又は平成30年3月までに卒業見込みの人
21歳(平成8年4月1日までに生まれた人)以上35歳未満で大学卒業程度の学力を有する人

★V類(高校卒業程度)
35歳未満で高校(学校教育法による)を卒業又は平成30年3月までに卒業見込みの人
17歳(平成12年4月1日までに生まれた人)以上35歳未満で高校卒業程度の学力を有する人

警察官に求められる身体的特徴
<身長>
男性:おおむね160cm以上であること、女性おおむね154cm以上であること

<体重>
男性:おおむね48kg以上であること、女性おおむね45kg以上であること

<視力>
裸眼視力が両眼とも0.6以上であること。
ただし、これに満たない場合は、両眼とも裸眼視力がおおむね0.1以上で矯正視力が1.0以上であること

<色覚・聴覚>
警察官としての職務執行に支障がないこと

<疾患>
警察官としての職務執行上、支障のある疾患がないこと

<その他身体の運動機能>
警察官としての職務執行に支障がないこと
警察官採用試験の科目は?
次に、警察官になるための試験の詳細について述べます。

国家公務員採用試験科目
一次試験
基礎能力試験と専門試験の二つに分かれます。
専門試験は、

●政治・国際
●法律
●経済
●人間科学
●工学
●数理科学・物理・地球科学
●化学・生物・薬学
●農業科学・水産
●農業農村工学
●森林・自然環境

の中から選びます。

二次試験
●専門試験(記述式)
●政策論文試験
●人物試験
●英語試験

ただし、国家公務員採用試験に合格したからと言って警視庁に配s属されるわけではありません。

国家公務員採用試験に合格したのち、各省庁を訪問し、警視庁に志願し、採用された場合のみ警視庁に配属されることを許されます。

各都道府県県警の受験資格
一次試験
●教養試験
文章理解、判断推理、数的処理、資料解釈、図形判断、人文科学、社会科学、自然科学、一般科目(国語、英語、数学)などから出題されます。
●論文試験
●国語試験(国語能力があるか否かも見定められます)
●身体検査
●警察官としての適性検査

二次試験
●面接
●第二次適性検査
●第二次身体検査
●体力検査(腕立て伏せ、反復横とびなど)
警察官試験の倍率は?
さて、これまでみてきたように、警察官になるには、様々な試験を受ける必要があります。実際に合格する倍率はどれくらいなのでしょうか?

各都道府県県警の合格率は、例年7倍〜10倍ほどだと言われており、そこまで高くはないようです。

また、平成26年度の試験では、応募者が少なかったため、倍率は6.2倍でした。

国家公務員総合職の倍率は7倍〜19倍と言われています。
国家公務員総合職に受かったからといって警視庁に配属されるとは限りませんから、国家公務員として警視庁に入るのはさらに倍率が高いと言えるでしょう。
最後に
これまで見てきたように、警察官にはキャリアと言われる国家公務員と、ノンキャリといわれる地方公務員の二つに分けられます。

どちらになるにしても、公務員試験は避けては通れません。
また、警察官は体力的にもハードな仕事ですから、体力試験などがあることも覚えておきましょう。

警察官試験は、かつて30歳までしか受験することができませんでした。
ですが、近年35歳までに受験資格が上振れしました。警察官に憧れていたという方は年齢制限が引き上げられた今がチャンスです。

民間企業にお勤めされている方も、この機会に、公務員試験にチャレンジし、キャリアチェンジをはかってみるのも良いかもしれません。


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