自転車が盗難された!警察に盗難届を出して見つかるまでの流れ
自転車を盗まれてしまった、という被害にあった方は多いのではないでしょうか?
よくあることだから、と泣き寝入りしていませんか?

自転車が盗難被害にあってしまったら、警察に盗難届を出しましょう。

今回は、警察に盗難届を出してから、自転車を取り戻すまでの流れを簡単にご説明していきます。

自転車を所有している方はいざというときのために基礎知識を確認しておきましょう。

警察に盗難届を出してからの流れ
1.防犯登録はマスト


自転車が盗難被害にあってしまった際に、取り戻したい、犯人を捕まえたい、といった思いがある場合には、かならず自転車の防犯登録をおこなっておきましょう。

防犯登録は、自転車防犯登録所と書かれた自転車販売店で行うことができます。

通販などで購入した場合には、


  • 購入した自転車
  • 販売証明書や譲渡証明書
  • 保険証や免許証などの身分証明書
  • 登録料(地域によって違うので要確認)

を用意し、近くの自転車防犯登録所、またはホームセンターなどで手続きを行いましょう。


防犯登録を行うと、防犯登録番号が付与されます。
この番号が、実際に盗難被害にあってしまった場合に役立つことになるのです。


ちなみに、中古で購入した自転車であっても、防犯登録は必須です。

また、防犯登録には原則有効期限があります(警察署における防犯登録情報の保管期限)。
有効期限は都道府県によって異なり、平均で10年、最短で5年から最長無期限の地域まで様々です。


防犯登録の有効期限が切れてしまうと盗難届を出せなくなってしまいますので、期限が過ぎたら新たに防犯登録をしなおす必要があります。
お住まいの都道府県の有効期限を確認しておいてくださいね。


2.印鑑と防犯登録番号を持参し交番へ


自転車の盗難被害にあってしまったら、印鑑と防犯登録番号を持参し、交番もしくは警察署へ行きましょう。

交番で盗難届を出すわけですが、交番で盗難届を出すメリットは大きくわけてふたつあります。

ひとつめは、自転車が戻って来る可能性が高まること。

もうひとつは、犯人を捕まえられる可能性があることです。

盗難届を出したら、盗難被害にあった自転車を利用している人物を見つけた場合、現行犯で捕まえることができます。

3.盗難届を作成


実際の盗難届の作成の仕方ですが、交番に出向いて、盗難届を出したい旨を伝えましょう。

そうすると書類を出してくれるので、盗難被害にあった日時、場所、正確な状況などを記入しましょう。

その際、保険証や免許証などの本人確認の提示を求められますので忘れず持参しましょう。

警察の方から、詳しい状況のヒアリングが行われ、盗難届は受理されます。

時間にして15分〜30分程度をみておくとよいでしょう。

あっさり受理されるので、「これで見つけてもらえるのかな」と不安になるかと思いますが、きちんと盗難自転車として登録されるのでご心配は無用です。

盗難届が受理されると、「盗難届出証明書」が発行されます。自転車保険の盗難補償を申請する場合などに必要になりますので、きちんと保管しておいてください。


盗難届の出し方!遺失届との違いは?盗難物が見つかった時の手続き


4.警察に情報共有される・見つかったら連絡がくる


盗難届を提出したら、あなたの自転車が盗難された自転車であることが警察のデータベース上で情報共有されます

そして、自転車が運良く見つかった場合には、あなたに直接連絡が来るので、指定された保管所に取りに行くことになります。

ただ、自転車が見つかるかいなかは運次第なところが大きいので、盗難届を出したあとにできることはあまりありません。

盗難届を出しても自転車がみつからなかった、というケースは多々あることを覚悟しておく必要があるでしょう。


5.警察から連絡が来る前に見つかったら


もし、警察や自転車の保管所から連絡が来る前に、自力で自転車を見つけることができた場合には、盗難届を取り下げる必要が出てきます。


これを怠ると、あなたが自転車窃盗の犯人として疑われてしまう可能性もあります。

取り下げ方は簡単です。印鑑を持って交番もしくは警察署にいき、盗難届を取り下げるむねの書類にハンコを押しましょう。

こちらも時間にして10分程度で取り下げることが可能です。

盗難被害にあわないためにできることはある?

今回は、自転車の盗難被害にあってしまった場合の盗難届の出し方について簡単に解説してきました。

防犯登録さえしておけば、盗難届を出すのは簡単です。

ですが、前述したように、盗難届を出したからといって必ずしも確実に自転車が取り戻せる、というわけではありません。

絶対に自転車を盗難されたくない、という場合には防犯登録以外の防犯対策も行っておくことをおすすめします。

たとえば、自転車の鍵ですが、通常ひとつのところをふたつ鍵をつけておくなどすると、自転車泥棒の標的にはなりにくくなるでしょう。

また、人気のないところに駐車するのではなく、人目のあるところにとめておき、盗みにくい状況をつくることも大切です。

また、物理的に動かないものにチェーンでつないでおく、という方法もあります。


ただし、道路標識など、公共のものにつないでしまったら、法律違反になってしまうことがあります。
私有地のものにつなぐ場合、「傷がついた」などで器物損壊などで訴えられるケースもあるので注意してください。


しかし、どれだけ対策を講じても盗難が起きてしまうこともあります。
高価な自転車の場合には、自転車用の盗難保険に加入しておくことをおすすめします。


高価な自転車の場合には、自転車用の盗難保険に加入しておく、という手もあります。

大切な自転車を守るため、できる限りの防犯対策を講じておきましょう。また、それでも盗難されてしまったら、速やかに交番に届け出ましょう。


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